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H&Mというファッションウェアのチェーンショップが、日本初の店舗を東京の銀座に出店した時のニュースが、テレビで放映されたのは2008年の秋でした。
各局のテレビでかなり頻繁に取り上げられたので、覚えている人が多いのではないかと思います。
なぜ、ニュースになったのかというと、簡単に言えばすごい行列が出来たからです。
このH&Mの日本1号店は、銀座7丁目のGINZA gCUBE内にできたのですが、オープン初日からの3連休は、それこそ熱心なファンが押し寄せて大行列でした。
普通、以後は落ち着いていくものなのですが、1週間後の休日には再び道路に列が折り返すように人が並び、最大で店舗の入り口から約250メートルもの長い行列になりました。
つまり、簡単には入店が出来ない位人気のお店ということでクローズアップされていた訳です。
いやはや大変な人気を誇っているわけですが、ではH&Mとはどんな会社なのかと言えば、ちょっと意外ですがスウェーデンの会社なのです。
そもそも1号店が出来たのは、もちろんスウェーデンですが中部の都市であるヴェステロースで、時は1947年のことでした。
スタート時は婦人服のみの展開で、当時の店名も「彼女自身」という意味の「Hennes」といいました。
紳士服を展開するようになったのは、それから20年も後のことで、そのきっかけは1968年、スウェーデンの首都ストックホルムにある狩猟用品店「Mauritz Widforss」という店を買収した時に、たまたまこの店の在庫の中に紳士服のストックが沢山あったことだと言われています。
それをきっかけにそれ以降、紳士服も扱うことになったようで、店名についても「Hennes & Mauritz」となったのです。
これの略称である「H&M」はこうして生まれ、正式なブランド名として現在に至っています。
H&Mの商品は一般的なものが多く、価格も値頃感のあるものが中心ですから、本来はどこにでもあるアイテムだともいえるのですが、よく売れるアイテムがあっても追加生産をせず、とにかく次から次へと新商品を展開していく点が消費者の心を捕まえたようです。
H&Mは現在では、30か国で1600以上の店舗を展開するに至り、社員も約68000名を擁する大企業となっています。
ライバルは、アメリカGAPですが、2004年にGAPがドイツからの撤退を受けてその店舗を買収し、以後のヨーロッパでの競争に大きく前進してからは勢いもついてきたようです。
こうした背景の中、H&Mは鳴り物入りで日本に上陸してきたというわけです。